レバテックやギークリー、リクルート、DODAなどの知名度が高いエージェントは、データに基づいた求人マッチングなど、一定以上の質のサービスを提供しているものの、認知施策に膨大な投資をしています。
逆に中小エージェントは認知施策に大きく投資できないため、大手には提供できない質の高いサービスで勝負しているところが多いです。
中小のなかでも特に中規模エージェントはその傾向が強いです。
なぜなら小規模（※１）から中規模に拡大できるエージェントはほんの一握りであり、極めて質の高いサービスを提供しなければ中規模エージェントになれないからです。
このような理由から、知名度向上に大きく投資できない中規模エージェントの方が大手よりも良いサービスを提供している傾向があります。

※１ 日本には約3万社の転職エージェントがありますが、そのうち約90%以上が従業員5名以下と言われています

エンジニア不足でとにかく多くの企業が求人を出しており、2024年のITエンジニアの有効求人倍率は10倍以上でした。
しかし全ての求人が求職者にとって魅力的とは限りません。
例えば某有名求人サイトで「Webエンジニア・PHP・東京・年収400～500万円」で400件ほどの求人がヒットしましたが、検討の土台に乗りそうなものは20～30件程度でした。
エンジニアを採用したい企業は、とりあえず知名度が高いサイトに掲載することがほとんどのため大手サイトには魅力的でないものも含めて4万件、5万件などの求人が集まります。
その数を取扱い求人数としてアピールする訳ですが、実際に紹介される求人は魅力的な数千件の中から選ばれることがほとんどです。
求人票の整備などにも費用がかかるため、中小エージェントは魅力的な求人に絞って取り扱いをすることがほとんどです。
このような理由から、取扱い求人数は最低限3000件あれば魅力的なものに出会えます。